'16年2月3日の新千歳空港 [飛行機]
例によって何が来るのかわからないままで新千歳出動です。皆さんはどこで事前の飛来情報を仕入れてくるんでしょうね?
いつも通りの時刻に出かけたら夜明け前の道路はブラックアイスバーンでツルツル。ABSが時々作動しますが、ABS作動時にブレーキを緩めちゃダメということが車の挙動からよくわかりました。 ^^;
生コンポイントに着いたら除雪車が出動中。でも周りの様子がいつもと違う。
7:20頃の様子
よく見たら、向かい側に見えるはずのターミナルビルや、管制塔が見えません。下側だけがかろうじて見えている状態です。
現地での滞在時間:7:10〜14:50
<ヒコーキは霧の中>
あらら、これはマズいんでないの? ヒコーキが見えないよ〜・・・
・・と焦っている7:35頃、RWY01Lにジェットスターが着陸・・した模様。
逆噴射音が聞こえて少ししてから機体が見えました。
機体全体が見えたと思ったら・・
再び霧の中へ消えて行きました。
計器着陸装置(ILS)があるとはいえ、こんな状態でよくもまぁ無事に着陸できるものだと感心しました。
その後はRWY19にチェンジ。ILSの高機能規格「CAT III」が使える19Rへ着陸機が誘導されていました。19Rは本来離陸機が使いますが、空中で停まれない着陸機を優先して離陸機は少し待たされているようでした。
離陸機も音はすれども姿は見えない状態で、霧の中から突然姿を表す・・という感じ。
8時ちょうどに霧が薄くなった中からAIR DOが離陸。
わずか7〜8秒ほど上昇すると、そこは青空。
この後、霧は急に薄くなり、8:15頃には通常の状態に戻りました。
<EVA AIRの臨時便>
EVA AIRは通常14時以降に飛来しますが、今月は午前中に臨時便が設定されています。今日がその初日でした。
9:23頃に到着
Airbus A321-200 (B-16219)
<青い鳳凰>
12:22頃にAIR CHINAの特別塗装機が飛来。
「青鳳凰」号 ( Blue phoenix )
Boeing 777-200 (B-2059)
着陸時は逆光でイマイチな感じですが、順光で見ると色が綺麗です。
どのスポットに入るのかな?・・と、生コンポイントから国際線ターミナルを見ていたら尾翼が見えたので「端の68番に入った」ことがわかり、すぐに管制塔横の駐車場に移動しました。
14:15頃にRWY01Lに向けてタキシング。
14:27頃に離陸しました。
中国は今月8日から「春節」の大移動が始まります。この時期に合わせて中華圏の航空会社は大型機材を投入してきますが、早くも特別塗装機が来るとは思いませんでした。
<自衛隊機>
14:10頃に海上自衛隊 鹿屋航空基地のP-3Cが飛来。
14:37頃に離陸していきました。
P-3C離陸前の14:33頃にF-15 2機が西側滑走路から相次いで離陸。
主翼下のミサイルは実弾のようなので、またホットスクランブルか?
前日の2月2日、中国海軍の駆逐艦など4隻が津軽海峡を西から東に向けて航行したのを、厚木のP-3Cなどが確認しています。今日のP-3CやF-15の行動がこれらと関係するのかどうかはわかりません。
<特別塗装機>
<今日の1枚>
7:50分頃の管制塔
この写真をパソコン上で見た時に、どこかで見た風景だ?・・と思いました。
およそ25年ほど前に家族で道東を旅行した時、北方領土資料館のような建物から望遠鏡で見た「貝殻島灯台」がこんな雰囲気でした。その時も視界が悪くて海の上にフワリと浮いているように見えたものです。
貝殻島灯台は納沙布岬から4Kmほど沖合にあり、昭和12年に日本が設置した灯台ですが老朽化が進んでいます。現在はロシアが実効支配しているため日本が維持管理することができません。
成田空港のA滑走路や、千歳基地の東側滑走路の滑走帯を含めた長さは約4Kmです。
滑走路の端に立ってもう一方の端を見たとき、そこは日本でありながら日本の支配が及ばない場所。それが北方領土です。
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