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モニターのキャリブレーション [パソコン]

現在使用中のパソコンはモニター 一体型の「iMac」で、購入してから今年で5年目に入りました。もう3〜4世代ほど古い部類になります。

今年になってから自衛隊機など軍用機を撮る機会が多かったのですが、そこで気になったのが機体の色です。
軍用機の機体は主にグレー系が多いのですが、モニターで見るとなんとなく違和感がありました。

モニターは経年変化で発色が変化することは知識としてわかっていたのですが、これまではあまり気にせずに使っていました。でも本当に正しい(と思われる)色や階調で表示されているのか心配になりました。


10年ほど前、単体のモニターを使っていた時に、ソフトウェアキャリブレーターというモニターの調整用ソフトで色調整を行ったことがあったのですが、思ったような結果にならずこの類の製品にはあまり信頼を置いていませんでした。

ハードウェアキャリブレーターという高精度な調整ができる製品もありますが、モニターが対応していないと使えません。iMacは残念ながら未対応です。

今回久しぶりにソフトウェアキャリブレーターを調べてみたら、プロの航空カメラマンも使っている製品があることを知りました。しかし値段がエントリークラスの標準レンズが買えるくらいします。

熟考すること30分、えいやっ!と購入ボタンをクリックしてしまいました。

IMG_2262.jpg
X-Rite社の「i1 Display Pro」

Amazonでは日本の代理店からの購入と並行輸入品の購入の二つの選択肢があったのですが、2割ほど安い並行輸入品にしました。
パッケージこそ英語でしたが、紙の簡単な説明書には各国語に混じって日本語の説明もあり、ソフトウェアの操作そのものは日本語で表示されるので特に問題ありません。

IMG_2261.jpg

写真のように受光部をモニターの表示面にくっつけてソフトウェアを走らせると、画面の色や明るさが様々に変化してその情報を読み取ります。それを基にして補正用のデーターを作り、iMacの画面表示をコントロールする仕組みです。

測定は数分で終わり、ヒコーキの写真を表示してみると現場で見た感じに近い色が再現されている・・ように思いました。
試しに補正をオフにしてみると全体が青っぽい感じになります。今までこんな感じで見ていたのか〜とチョット冷や汗が出ました。^^;

今回のキャリブレーションでもうひとつ良かったのは、黒レベルに近い部分の階調が見えるようになったことです。これまではヒストグラム上では黒つぶれしていないのに、画面上ではベタッとした感じでしたが、この部分の階調がわずかながら判別できるようになりました。

製品のユーザー評価を見ても概ね好評なので、完全とは言えないまでも色再現などの特性が基準に近い状態のモニターで見ているという安心感はありますね。モニターは200時間に一度くらいはキャリブレーションしたほうが良いと言われているので、ひと月ごとにチェックしていこうと思っています。

なお調整をしたからといって、このブログをご覧になっている皆さんのモニター表示に何か大きな変化が起こることはない・・と思います。あくまでもこちら側のモニター表示の変化なので・・。

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