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マイコン黎明期の本 [パソコン]

ほぼ一ヶ月間の長期連休が今日で終わり、明日からまたアルバイトが始まります。それに備えてというわけでもないのですが、体を休めて本棚にあった36年前の本を読んでみました。
タイトルは「マイ・コンピュータ入門」で、著者は当時東京電機大学の助教授だった「安田寿明」氏。「パソコン」はわかるけど「マイコン」とは何なのかわからん、という方もいるかもしれませんね。

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これが「マイコン」?


「マイコン」は「マイクロコンピュータ」の略のようですが、そのほかにも「マイ・コンピュータ」という「自分だけのコンピュータ」の意味もあるようです。
世界初のマイコンチップは1971年に発表されたインテル社の「i4004」で冒頭の写真がそれです。そういえば「iMac」よりもずーっと前に「i」の付く商品があったんですね。

「i4004」については こちら の記事が参考になると思います。

「マイ・コンピュータ入門」は著者がi4004を手に入れて、コンピュータを文字通り自作するエピソードを交えて、マイコンとは何かを解説した本ですが、今となっては当時を知る資料としても面白いです。

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私もこの本に出てくるモトローラの「MEK6800D II」というワンボードマイコンを組み立てた1人です。価格は¥99,700。当時としてはかなり高額ですが、それでも「コンピュータ」を所有できるということで、夢のような気持ちでした。なお、著者が入手した「i4004」マイコンチップは1個¥85,000だったそうです。

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1977年に出版された本の最初の部分。秋葉原でコンピュータが売られているということが、驚きを持って書かれています。もちろん本はもう絶版になっていますが、Amazonなどではまだ入手できそうです。この本が出版された1977年は「Apple II」が発表された年ですね。

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