雨の小樽と太平洋のビーナス

このところ札幌は梅雨時のような湿っぽい天気が続いています。
海でも眺めていれば少しは気分が良くなるかと思い、妻からのリクエストもあって小樽に行ってきました。

小樽も札幌同様、今にも雨が降りそうな天気で、海も鉛色に沈んでいてかえって気分が滅入りそうな感じでした。

    

まずは腹ごしらえとばかりに大型スーパーの中にあるレストランで食事。

ソバに寿司に天ぷらの組み合わせで、税込み840円は安い！　寿司はネタも新鮮でおいしく、さすが寿司の町小樽という感じで満足でした。

おなかがふくれて気分が良くなったところで、フェリーターミナルへ行ってコーヒーを飲むことにしました。行ってみるとレストランは15時でいったんクローズし、夕方から再オープンするということでした。着いたのは14時だったのでまだ1時間の余裕がありましたが、以前に来たときはこんなことはなかったような....クローズの時間帯は利用者が少ないんでしょうね。

レストランに入る前に、フェリー桟橋の近くの岸壁に釣り人がいたのでそれを見ながら、ロシアから来た赤サビだらけの貨物船を撮影。数年前に見たときは中古車をあふれるほど積んでいましたが、今日はそういう動きは見られませんでした。
岸壁で釣れていたのは「チカ」というシシャモくらいの大きさの魚で、天ぷらにするとおいしいそうです。

    

 

コーヒーを飲んでいると窓越しに客船が港に向かってくるのが見えたので、ふたたび岸壁に行って撮影。普段ヒコーキを撮っている感覚からすると、あまりのスピードの遅さに「動いているのか？」と疑ってしまいます。

    

それでも10分ほどで港に入ってきました。天気が良ければもっと冴えた色で撮れたかも..と、ちょっと残念。

    

コーヒーを飲み終えたので、入港した客船（ぱしふぃっく びいなす号）を見に第３埠頭ま行ってみましたが、この頃から雨がパラついてきました。途中でNHKの中継クルーに出会いましたが、翌日（28日）の朝８時35分からの全国放送の準備のようでした。以前は放送機器関係の仕事をしていたので、中継車を見ると当時を思い出します。

埠頭に向かう途中で見た海上保安庁の船と屋形船を撮影。

    

船から下りて小樽見物に向かう乗客に妻が聞いたところ、今日は利尻から礼文に向かう予定だったが、天候悪化で急遽上陸地を小樽に変更し、明日は新潟へ帰るということでした。

   

雨が本降りになってきたのですぐに車に戻り、そのまま帰宅しました。家に帰ってから調べてみたら、なんと！この船は先日の皆既日食の時に硫黄島周辺にクルーズして、船上からNHKが日食を生中継した船だったのですね。
予定通り礼文に行っていたら小樽で見ることができなかったわけで、雨模様でしたが今日は運が良かったと言えそうです。